
わが家の長女は2歳0か月で、3語文どころか「ママは病院に行くから◯ちゃんはパパとお家で待ってるね、ママ気をつけてね〜」ととても流暢に喋っていました。
他にも、10まで数えられる、ことわざが30個言える、絵本を自分で読める、1曲歌える歌が10曲以上ある、とびっくりやら面白いやら言葉に関する成長が、調べてみると平均よりも早かったんです。(ちなみに夫は国立大卒ですが、母である私は専門卒です)
振り返ってみると0歳の頃から自然に続けてきた習慣が、言葉の発達に大きく関わっていたのではないかと思い記事にしてみました。

この記事では、わが家の2歳児がよくしゃべるようになった実体験と、その土台になったと感じている“0歳からやって良かった4つの習慣”をまとめました。言葉の発達が気になるパパママの参考になれば嬉しいです。
2歳児の言葉の発達はどれくらい?一般的な目安と特徴
2歳で話せる語彙数の目安は?
専門家の解説や国内の研究では、2歳ごろの語彙数はおよそ200〜300語がひとつの目安とされています。ただし、語彙の増え方には個人差が大きく、研究でも「語彙力(理解と言葉の使い方)」を重視することが多いため、必ずしも単語数だけで発達を判断することはできません。
親が数える“語彙数”はあくまで参考程度で、理解語彙と話せる語彙には差があることが知られています。
よくある“おしゃべり期”のサイン
おしゃべり期のサインには専門家や経験者が共通して指摘する特徴があります。
二語文が出始める
「ママ きた」「ワンワン いた」など、2語を組み合わせて話すようになる。これが出ると、語彙が一気に増えるタイミングのサインです。娘も2語文だ!と思った翌月には3語文を話していました。
質問が増える
「これなに?」「どこいくの?」など、周囲の物や出来事に興味を持って言葉で聞くようになる。これは3語文になってからよく言ってました。
語彙の理解が進む
指示を理解して行動できる(「これ持ってきて」「靴を出して」など)言葉を理解して動作に反映できるのは、語彙の理解力が育っている証拠です。喋らずとも、こちらの言ってることは分かってる状態ですね。
言葉の真似をよくする
親や周囲の大人の言葉を繰り返したり、ちょっとした会話を真似したりする。娘の場合この【模倣期】が1番のターニングポイントでした。
自己主張が言葉で出る
「やだ!」「ちょうだい!」など、自分の意思を言葉で伝えようとする。
語彙が急に増える
1語や2語しか話していなかったのに、短期間で話せる単語が増えるのも特徴です。
うちの子が“急に話し始めた”のはいつ?2歳までの変化と成長記録
1歳半〜2歳前の様子
現在2歳4ヶ月の娘は、1歳2ヶ月で初めて喃語でない発語をし始めました。参考までにこれまでの様子を簡単に記載してみます。
- 1歳2ヶ月:宇宙語を喋るようになる
- 1歳3ヶ月:ママ・パパ・ばーばが自発的に出る、宇宙語の長文(特に寝る前)
- 1歳4ヶ月:語彙が1ヶ月に2〜3個ずつ増える
- 1歳5ヶ月:ママパパ以外の語彙10個くらい
- 1歳6ヶ月:語彙が1日1個ペースで増える、できることも増えた
- 1歳7ヶ月:辿々しく歌を1曲歌う
- 1歳8ヶ月:2語文を喋り出す「さき、どーじょ」「ママ、いくよー」
- 1歳9ヶ月:3語文を喋り出す「ママ、こっち、立っち」
- 1歳10ヶ月:音がはっきりしてきた(しんかんしぇん→しんかんせん)
- 2歳:3語以上の喋りが増えてきた。家族以外の人の名前を10人以上覚えて言える。助詞・接続詞も言えるようになってきた。「ママとねたかった」「これはちっちゃいからだめ」など。ことわざを30個言える。歌える曲が増え、自分で読める本も増えた。

1歳半前に何でも真似したがる【模倣期】がきました。それを境に言葉だけでなく行動も、もの凄い勢いで成長していきました。見たこと・教えたこと全てを吸収しているかのような成長ぶりでした。これはもっと何かできないかと、0歳からやってきた関わり方を続けつつ、この機会に公文式に通い始めたり、ことばに関するおもちゃを増やしたりました。
0歳からやって良かったこと4選|言語発達をゆるくサポート
長女を出産してから、0歳への関わり方や声掛けの仕方に関する本をいくつか読み、その中で良いと思ったものを自分なりに実践したことと、何も考えずやっていたけれど、実はことばの発達を促していたんじゃないかと思うことをまとめました。
① とにかくたくさん“語りかけ”をした
0歳の時からたくさん語りかけるようにしてきましたが、語りかける時に意識していたポイントをご紹介します。
赤ちゃん言葉を使わない
「ワンワン」「ブーブー」など赤ちゃん言葉を使わないというのは、出産前から決めていました。使わないというより 使えない が正しいかもしれませんが、なんだか恥ずかしくて、可愛い言葉で話す自分が想像つかなかったんです。
生まれてから気づきましたが、赤ちゃん言葉を使っていて、子供がその言葉で覚えた場合、いつか直さなければいけないですよね。それは手間ですしその時に子供に「ママがブーブーって言ってたのに…」と思われたらなんか申し訳ないですよね。言葉を発する妨げにもなるのでは…と、色々考えすぎですが、今となってはすごく良かったと思っています。これはたまに会うじーじばーばにも共有し徹底しました。
大人と話すように話しかける
0歳からことばのシャワーをなんてよく耳にしますよね。私は話すのがあまり得意ではないので、リアクションのない赤ちゃんに話し続けるなんて難しすぎる。と思っていました。そこで思いついたのは赤ちゃんと思わず、大人だと思って話しかけることでした。
例えばお散歩中、「今日寒いね、ママ服間違えたかも。そろそろ衣替えしないとなんだね〜いつやろうかなぁ。◯ちゃんも冬服買わないとね!どんなのがいいかねぇ…ユニクロ行きたいなぁ〜」
「このお店なんだろ。面白い看板だね、タイ料理屋さんか〜辛いのかなぁ。◯ちゃんと入れるかな〜?」という風に独り言のように喋り続けました。でも独り言と思われると恥ずかしいので、ベビーカーで対面に座っている娘の顔をチラチラ見ながら喋っていました。
喋り続けるのは大変、と思っていましたが、意外とできました。多分相手の返答を待ったり考えたりせず、好き勝手に話せるので楽なんだと思います。相手から返事がある方が大変なんだと、今2歳になったおしゃべり長女と過ごしていて強く思います。
このおかげかは分かりませんが、娘は1歳半に何でも真似したい模倣期がやってきて、宇宙語で凄く長文を喋っていました。そして単語を話し始めたと思ったら、接続詞や助詞もすぐに使いこなし大人のように話していました。
② アプリを使って絵本の読み聞かせを習慣化

絵本はたくさん読んだ方がいい、というのは知っていますが一体何冊読んだら良いのか、どんな絵本を選べば良いのかよく分からず、習慣化するのを難しく感じていました。そんな時にたまたま知り合いが、ミーテという絵本記録のアプリをインスタグラムにあげていて、読んだ絵本や回数を記録できるアプリの存在を知りました。公文が出しているものなんですが、公文式では【3歳までに1万冊】を推奨していたので、ひとまずそれに向かって読んでいます。絵本の背面にあるバーコードをスキャンすれば簡単に読んだ絵本の登録ができて、回数も記録されます。今月たくさん読んだ絵本のランキングが出たり、読んだ反応を記録できて面白いし、モチベーションにもなります。推薦図書以外の絵本も探しやすくて図書館で借りるときの参考にしています。

ちなみにうちは家が広くないので絵本をたくさん買うことは諦め、図書館を大いに活用しています。最近の図書館は借りたい図書をネット予約できるので、取りに行くだけで済みます。子供を連れて急かされながら絵本を選ばなくても良いのでとってもありがたいです。頻繁に行けないので月に1度20冊くらいまとめて借りています。
③外出や旅行

これはいつも行った後に感じていたのですが、娘は旅行に行くととっても語彙が増えているのです。ことばだけでなく、歩くのが上手になっていたり、特別なことはしていないのに一皮剥けているんです。何が良いのか科学的には分かりませんが、外出や旅行には日常と違う刺激がたくさんあることや、普段の会話とは違う大人同士の会話を聞く機会が多くなることが、いい影響をもたらしているのかもと感じています。
外出で言うと、支援センターに行けば先生と挨拶をするし、ママさんとちょっと話したりコンビニやスーパーの店員さんとのやりとりや、旅行中はパパとママの会話、帰省先のじいじ達との会話、街で話しかけてくれる人など、お家の中よりも確実に会話のバリエーションが増えます。
赤ちゃんはよくみているし、よく聞いているので外出するだけでこちらが意図せず言葉のシャワーを浴びることができます。そんな日々を繰り返しているうちに、話す ということに興味を持ったのかなぁ、なんて思います。
④ことばに触れるアイテムで遊ぶ
絵本以外にもことばに触れられるものはたくさんあります。何でも真似したがったタイミングですかさず購入して、長女のことばのサポートをしてくれたおすすめアイテムを紹介したいのですが、熱く語りすぎてしまいそうなので、別の記事にまとめたいと思います。気になる方は是非ご覧ください。
まとめ
ことばの発達を促すには、ことばに触れる機会をたくさん作ること、そして【喋る】ハードルを下げることが、私の娘には有効でした。親はついアウトプットを求めてしまいがちですが、インプットの時期がとっても大事。必要なインプットの量や期間はその子それぞれと言われました。100個の単語を覚えれば喋れてしまう子、1万個覚えて1語が出る子、確かに性格によっても違いそうです。そして2歳の時期はまだまだ月齢での差が大きいと感じます。周りと比べて悲観せずに、比べることで自分の子の性質をさらに見極めてあげたいなと思います。
さいごに
子供の成長・発達は人それぞれ。育児していると何度も耳にする言葉ですよね。長女は言葉は少し早いようですが、平均と比べてまだできないことももちろんあります。本人の性格や遺伝や、色々なことが影響しているんだと思います。
私は全ての子供が同じように成長・発達していたらロボットみたいだよなぁと思いながら、焦ったり、比べたり、意識しすぎることなく、ただ、いいなと思う関わり方をしてきました。
この通りにすれば喋り出すということではなく、あくまでも長女には合っていた、のかもしれない。ということです。似たようなタイプの子にはハマるかもしれません。私が無理をしない関わり方 という大前提があるので、同じく似たようなタイプのママさんにはオススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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